新型インフルエンザに関する報告と対応について

 

流行状況について 

7月22日、鹿児島市内の高校内で新型インフルエンザの集団発生が認められました。本年4月よりメキシコから全世界に拡大しており、6月11日にWHO(世界保健機関)は世界的な流行を示すフェーズ6に引き上げました。

 

症状について 

新型インフルエンザの症状は、突然の高熱、咳、咽頭痛、倦怠感に加えて、鼻汁・鼻閉、頭痛等であり季節性インフルエンザと類似しているといわれています。ただし、季節性インフルエンザに比べて、下痢や嘔吐の症状が多い可能性が指摘されています。糖尿病、喘息、心臓病などがあると重症化する例が報告されています。またウイルスの変異により毒性が強くなることがあり、第1波に続く第2波の流行にこれから注視していく必要があります。

 

当院の対応について 

当院では発熱で来院された患者様に対して、念のためにインフルエンザ簡易キットで検査して頂いています。A型陽性であれば、鹿児島市保健所(099-258-2321)への報告とともに治療を開始します。状態に応じて採血、レントゲン、胸部CT検査などの検査を行っていきます。

入院が必要な全身状態が悪い場合や重症肺炎に対しては鹿児島市立病院(099-224-2101)と連携をとっていきます。

 

治療について 

治療薬にはタミフル内服、リレンザ吸入があります。

予防として手洗い、うがい、マスク着用が有効です。また、ウイルスは粘膜を通して感染するため、極力、鼻や口などを触らないようにしてください。

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