インフルエンザワクチンに関する厚生労働省の報告

目的

インフルエンザワクチンを接種する目的は死亡者や重症者を減らすことである。

但し新型インフルエンザに関するワクチンの有効性や副作用に関しては臨床試験において重篤な有害事象は報告されていないものの、十分な検証がまだ行われていないのが現状である。

優先順位について

今年度は新型インフルエンザワクチンの供給量が不足すると予想されるため優先順位が設けられている。

優先順位は①妊婦、②a基礎疾患を有する者(1歳以上6歳以下)、b基礎疾患を有する者(6歳以上)③1歳未満の乳児の両親 となっており、国内に計1900万人と推定される。

植村病院091701 

供給体制について

10月下旬に新型インフルエンザワクチンの供給が開始される予定で、国内産は年内に1800万人分製造される。不足が予想されるためにワクチンの輸入を行う予定である(約5000万本)。

季節性インフルエンザの供給に関しては昨年度の約8割の供給量となると予測される(昨年度の季節性インフルエンザワクチンの実績2700万本)。以上より新型および季節性ワクチンの両方で不足が想定されるため、安定して供給するための体制を検討中である。

追記

新型インフルエンザワクチンを受けられる医療施設の決定については9月11日現在、鹿児島市医師会を中心に調整中である。

植村病院091702

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