新年あけましておめでとうございます。
2015年は皆様にとっていかがだったでしょうか? 私ども医療法人康成会は来られた患者様、利用者様、ご家族に対し医療、介護サービスを核にして、さらに良いことが何かできないだろうか、お役に立てることはないだろうかと職員全員で考えながら行動し、毎日を積み重ねてきた1年でした。 この草牟田の地に入院施設59床(急性期および療養病床)、介護老人保健施設50床を持ち、行っている事は年々多岐におよび、また複雑になってきていますが、おひとりおひとりの喜びや表される感謝の気持ちが我々の原動力となり、改善を重ねながら取り組んでいます。
また大切なことを勉強したり、新しい知見に触れたりすることも重要であると考えており、循環器領域、感染症、認知症リハビリテーション、リスクマネジメント、接遇対応などの勉強会を定期的に行い職員でさらに学びを深めて参りました。
鹿児島県における少子高齢化は折に触れてでいつの間にか進んでいることに気付かされます。 医療介護の面からどのようにしてこの社会を安心して住みやすいものにしていけるかをこれからも皆様と一緒に考えていきたいと思います。
我々が目指している方向性は
① 病院、リハビリ、老健施設、訪問事業を通して患者様、利用者様の生活の質を高めていくこと
具体的には総合内科に重点を置いている我々がさらに質の高い診断、治療を外来および入院で行い患者様にたずさわっていくこと、核となるリーダー的な他の病院との連携を継続していくこと、リハビリを積極的に行い自宅生活に戻れるようにすること、退院した後も訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、通所サービス、ヘルパー派遣、老健入所など状況とご希望に沿って応えていくことです。
② 患者様、利用者様、ご家族のご希望をお聞きして「その人らしさ」を大切にしていくこと ( Patients Centered Care )
患者様、利用者様、ご家族様の意見を尊重し、全人的な医療および介護をチーム全員が行っていくこと、不安感を受容し、その場の対応は同じ目線で考え、寄り添っていくことです。
2016年も良い年になるよう、さらに皆様の健康と安心に寄与できるよう職員一同努めてまいります。なにとぞ宜しくお願い申し上げます。また何かお困りのことや健康のことで気になること等ありましたらいつでもご相談頂ければと思います。皆様にとっても良い年になるよう願っております。
2016年元旦 診察室にて
医療法人康成会 理事長 植村 健